失敗しやすい対応
資金調達に苦労し、キャッシュが不足してしまうことも、
多くの経営者が抱えている悩みです。
資金繰りが滞ると、経営にも少なからず影響を与えてしまうため、
特に毎月のランニングコストが高額な企業は
注意する必要があります。
キャッシュが不足し始めると、
急いで銀行からの借り入れや、
支払いの先送りを選ぶ経営者も少なくありません。
しかし、これらは根本的な解決にはならず、
利息や信用低下という新たな
問題を生みます。
キャッシュが不足する主な原因としては、
売上債権の回収が遅れていることが考えられます。
実際に現金が入ってくるまでの期間が長いほどリスクも高く、
不安も伴います。
売掛金の回収が遅れているにも関わらず、
資金繰り表を作成しないケースもあります。
有効な対処法
最初に取り組むべきは、キャッシュフローの「見える化」です。
収支のタイミングを明確にすることで、
いつ・どこで・どれだけの資金が不足するのかが
具体的に把握できます。
資金繰り表を毎月更新し、必要に応じて週間単位での管理も検討しましょう。
売掛金の早期回収の仕組みを整えることも重要です。
例えば、手形回収ではなく現金回収に変更することで、
よりスピーディーに現金を獲得することができます。
回収を早め、
キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)を意識することが、
利益の拡大にも繋がります。
請求書の発行タイミングを前倒しする、月末を25日払いにするとか
さらに、金融機関との信頼関係を日頃から構築しておくことが、
急な借入が必要になった際のスムーズな対応につながります。
普段から定期的に試算表を提出し、
事業の成長性や見通しについて説明しておくことで、
信頼性のあるパートナーとして認識してもらいやすくなります。
キャッシュ不足で黒字倒産のリスクが高まる
キャッシュ不足とは
キャッシュ不足に陥る原因&対策
売上げが減少する
【対策1】売上げが減少した要因を洗い出す
【対策2】支出を見直し、不要なものは削減する
回収と支払いのタイミングが合わない
【対策3】入金日・支払日を交渉する
【対策4】顧客ごとに締め日管理を行う
売掛金の貸し倒れが発生する
【対策5】取引開始から1年未満の企業には特別な条件を設ける
【対策6】取引先の与信調査を実施する
在庫の抱えすぎ・滞留が発生している
【対策7】適正在庫を把握して維持する
【対策8】不良在庫を値引き販売または廃棄する
過剰な設備投資を行う
【対策9】費用対効果を調査する
【対策10】運転資金と投資資金は分けて考える
借入金の返済や利息負担が増える
【対策11】返済計画の見直しを行う
【対策12】借り換えを検討する
売上げが急激に増加する
【対策13】キャッシュフローの最適化を図る
【対策14】資金調達を行う